ライ麦畑で捕まえて:パンとじゃがいも、だしが効いたスープとウィスキーの場合。

ひさびさに料理。
料理名:ライ麦畑で捕まえて。



材料

塩だしつゆ・・・瓶1本
だしをとってもいいですが、面倒なので手軽に。
醤油が入っためんつゆではNG
・じゃがいも・・・6個くらい
メークイーンだと良いと思われます。ですが、この日は男爵。
・バター・・・欲望の量だけ、この日は100g
塩だしつゆに塩分が含まれているので、無塩バターが吉。
・水・・・スープとして飲みたい分だけ
ジャガイモがたっぷりつかるように。お吸い物よりちょっと濃いくらいに塩だしつゆを薄めるイメージ
ライ麦パン・・・人数分


・薬味
アサツキ
黒胡椒


レシピ

1.薬味以外をひたすらにコトコト煮る
2.3時間〜4時間コトコトし続ける
3.ライ麦パンをトーストする
4.薬味とともに盛る

美味しんぼにでてくるじゃがいものバター煮が原型なので、
うまいこと間違いないのです。


食べ方としては...
スープにじゃがいもほぐしながら食べます
ライ麦パンをスープに浸して食べます
バターの芳醇なコク、だしのうまみ、ハラハラとほぐれるジャガイモ、
パンからジューシーにこぼれるスープ、が重なり合います。
無敵ですよ。ほんとうに旨い。



写真は、おされ系カフェ飯な風貌ですが、
実は、最後にジャガイモとパンをスープを浸してスプーンで潰したものに、
黒胡椒をぴりっと効かせると、ライ・ウィスキーに合うつまみになります。
サリンジャーライ麦畑でつかまえて」を読みながらやりたい、
って思えるほどの、ハードボイルドなマリアージュ
個人的には、ジム・ビーム・ライで。
ほんとうは、カリッカリに焼いたベーコンを最後に加えると、完璧です。







後記
シンプルに旨い物を食べると(手前味噌)、
シンプルで良い物を見たくなるってわけで...

http://www.simonschubert.de/papierarbeiten.html

紙の折り目と谷め目がつくる陰影だけでここまでできるなんて。




語記の後にさらに語記
ジャガイモ→ポテト→ジャーマンポテト→ジャーマン
っていう安易な発想で、独ジャズを聴きたくなりました。
っていうことで、
Michael Naura Quintet/Down In The Villageにレコード針を落とす。


その当時はやりにはやりまくったので、
もう聞き飽きたかな・・・って思ったのですが、
そんなことなくべらぼうにカッコいいですね。やっぱり。
一時期...ヨーロピアンジャズがなんでもかんでも
信じられない値段をつけてましたが...
今は落ち着き時。いちいち減価償却を頭の中で考えずとも、
良いか悪いか、好きか嫌いかで買える相場になってきました。
とかいいつつ、やっぱ高いな〜。って思う事もあるのですが。
なくなく手放したレコードも頃合いを見て回収したいなーと。