君には猪木イズムが足りない
ずっと言われ続けている事です。
それは、僕には猪木イズムが足りないということ。
この課題を解くきっかけが昨日の夜にありました。
猪木イズムというのは、こんなことをあらわします。
- 相手の技をまず受けきる
- 受けきった後、それを上回る技で返す
具体的にはこんなファイトスタイルです。
とかいきなり出しても意味が分からないわけで、
どんな場面かというのを説明すると、
議論/相談を受ける場です。昨日の場合は、就職活動の相談です。
そんな場で、どんなスタイルで話を進めるのかって話。
よく自分がとってしまうスタイルはこんな形です。
- 自分の意見/issueを押し付け、説得する
- もしくは相手の意見/issueのアラにカウンターを当てる
たしかに、これで相手を説き伏せることはできるかもしれませんが、
納得してもらうことはできません。
なぜかというと、相手はまだ言いたいことがあると、
聴く姿勢より話す姿勢に、圧倒的に意識を置いてしまうからです。
「論点がクリアーである」「フェアに対話が成り立っている」
という議論の前提が崩れてしまいます。
それだけではなく、こんな場面をつくってしまいがちです。
- 論点よりも意地を通すことを、短期的に優先してしまう
- 単に敵対して相手を打ち負かすこと、反撃することに集中してしまう
もう、こうなってしまうと、
なんの場だとかわからなくなってしまいますね。。。
そこで、猪木イズムの効果が発揮されます。
■相手の技を受けきる効果
- 敵対心をなくす
- だしきった感を与える
■その上で上回る技で返す効果
- 客観的に論点に集中させる
- 客観的にお互いの論点を比較させる
議論をするからには、相手になにかしらの変化を与えたいのですから、
そのときには、問題を“納得”してもらわねばなりません。
明日へのモチベーションを持ち帰ってもらうというか。そんな感じです。
その為に、相手の技をうけきり、その上で返さなければならない。
こーんなことをつかみながら、後輩の相談にのっていました。
ちょっこし学習。
以下は、「君には猪木イズムが足りない」と言葉を頂いた夜の話。
仮に君がコンサルタントだとして、
クライアントの確かな問題を指摘して、
方策を提言することはできるかもしれない。
しかしそれでも、クライアントは何も変わらないのだよ。
君は、クライアントを変えることが目的にも関わらず、
問題と方策を提言することを目的と履き違えている。
それは、自分の技に酔っているだけだ。
ぬーーーん。反省。
体験が伴うと、学びの言葉が身にしみてきますね。
そして、昨夜の相談の場は、
自分が後輩の相談にのっている傍ら15m程の距離で、
猪木イズムの伝授元の先生が、学生の相談に乗っているという
なんや凄いことになっている構図でもありました。
おしまい。