ソクラテスに何度か倒れてもらいます
今度は、ソクラテスを倒す方法を考えます。
ごめんなさい。
「無知の知」「問答法」など、
本当に尊敬しています。
なぜソクラテスかは、こちらに
けれど、少しでも研究を進ませるために、
手法レベルでの考え方を身につけたいんです。
犠牲になってください。
僕に、研究の何がわからないかを、わかるための実感をください。
そのための犠牲になってください。
よーーーーーーーーし。
恨みはないけど、倒れてもらいます。
よし…って、
このマイルストンをクリアしても、
今日のリミットに出すものを一切つくれてないっていう…
んんん…それはそれとして、
研究にとて核になる部分をつくるんだから、
それを考える考え方を一度確認した方が、
手戻りなく進められるはず。
まず、やろう。
■パターン1:総当り方式
とにかくいろいろな方法で倒してみる。
・毒を盛る
・殴る
・蹴る
・ブービートラップを仕掛ける
で、その中でもっとも倒れる確立の高い方法を絞った。
で、その結果、もっとも効果的であったのは、
「顎をアッパーで殴る」であった。
人に説明するとしたら…
ソクラテスを倒す方法は、
「顎をやや斜めのアッパーで殴る」である。
なぜならば、あらゆる方法で倒すことを、
実験したけっか、もっとも高い確率で倒すことができたのは、
「顎をやや斜めのアッパーで殴る」だったからである。
とまあ、たぶんこんな感じ。
けれど…この考え方だけでは、
「顎をやや斜めのアッパーで殴る」で、
なぜソクラテスは倒れるのか、という問いに答えられない。
これだと、研究のスタイルに合わない。
真っ向から問題を説いて、
解決策を練ることになっていなく、
美しくない。(と表現するらしい)
■パターン2:ピンポイント形式
ソクラテスを倒す方法を考える。
↓
(ソクラテス is a 人間)
↓
人間を倒す方法を考えたら、そのインスタンスである、
ソクラテスを倒すことはできるはずである。
↓
(人間が立つということをモデリングする)
↓
人が立つとはどういうことか。
人の「動き」と「構造」の二軸から分析する
↓
人の構造の分析:(人 has a 頭、胴、腕、足)…(足 has a 筋肉、神経、骨、間接)
人の運動の分析:人は脳からの指令を、神経を通して、筋肉を動かして、骨と間接で組み合わさった人の形をしたフレームを動かしている。
↓
つまり、人がたつということは、
一本もしくは二本の足で、胴体、腕、頭のバランスを保つ筋肉の運動を用いて、
骨というフレームを動かす運動である。
また、その運動は、脳からの指令を神経をつたって筋肉へ送られ実行されている。
↓
つまり、
・脳の機能を人が倒れるまでの間止めてしまえば、運動自体行えなくなる
・神経を切れば、脳からの指令が伝わらなくなる
・筋肉を絶てば、骨を動かすことができなくなる
・重心をたもつ骨を折れば、体のフレームのバランスを保てなくなり、立てなくなる
このいずれかを実行すればよい。
(まだあるけど、このへんで)
↓
なかでも、脳の機能をとめることは、根本的な運動を不可能にするため、有効である。
↓
なので、脳の機能をとめる方法を考える
↓
脳の機能をとめる(弱める)には、脳を揺らす方法が有効である。
↓
脳を激しく揺らすには首を支店にして、縦軸横軸同時一揆に力をかける方法がよい
↓
だから、やや斜めからのアッパーカットが有効である。
この方法ならば、人に説明する際に、
人が倒れる理由を説明することができる。
これだ。自分の研究にたりなかったのは、
まず、機能的な方法でよいから、
1.サンプルから共通項を見出して、方法論をつくる
2.その後、事例とメカニズムの間にある演繹的ルールを抽出する
よし。
じゃあ、この軸にそって研究と照らし合わせるために、
ピンポイントアプローチ:演繹的アプローチで出した方法の思考プロセスを
抽象化します。
①三段論法の全体像を書く
大前提:?
小前提:?
結論 :ソクラテスを倒す方法は*****だ
②大前提をしく。明示的なものが好ましい。
ソクラテスとはいったい何なのかを大前提に書く。
ソクラテスは人間である。(is-a抽象)
大前提:ソクラテスは人間である
小前提:??????
結論 :ソクラテスを倒す方法は*****だ
③大前提から導き出されるもので、*****に合わせた、
こうありたい小前提のフレームを敷く。
大前提:ソクラテスは人間である
小前提:人はこのようにして立っている
結論 :ソクラテスを倒す方法は*****だ
④小前提をブレイクダウンする。
大前提:ソクラテスは人間である
小前提:人はこのようにして立っている
構造:人間 has-a ( 頭、胴、腕、足)
…足 has a (筋肉、神経、骨、間接)
運動:人は脳からの指令を、神経を通して、筋肉を動かして、
骨でできた人体の枠組みを動かしている
結論 :ソクラテスを倒す方法は*****だ
⑤ブレイクダウンした小前提を元に、結論を導くためのモデルを構築する
大前提:ソクラテスは人間である
小前提:人はこのようにして立っている
脳から神経、筋肉という指令の伝達により動きをコントロールし、
二足もしくは一足で、胴以上を含めた重心のバランスを保っている
結論 :ソクラテスを倒す方法は*****だ
⑥小前提をくずす例を挙げる
大前提:ソクラテスは人間である
小前提:人はこのようにして立っている
脳から神経、筋肉という指令の伝達により動きをコントロールし、
二足もしくは一足で、胴以上を含めた重心のバランスを保っている
結論 :ソクラテスを倒す方法は、やや斜めからのアッパーカットだ。
なぜなら首を支点にして縦横軸に頭を揺らすることで、
脳機能は一時的に麻痺することになるからだ。
ふー。。。
debateに慣れている方、
ガシガシ穴をついてください。
って、このエントリを書いている最中に研究に変化がおこりました。
いい具合に進めたいっすね。
マジで。モチベーション上がってきた。