逆に猫

@調布。今日の朝型のこと。
やたら猫が和んでいるスペースの前をとおりかかったので
すげーかわいいんだけど、と、猫にちかよっていったら、
威嚇されました。ショックでした。
僕にとっては、かわいいって思っていても、
逆に、彼にとっては、恐怖もしくは縄張りを荒らす敵だったんでしょうね。
すげーにらまれました。




いや、別に若者ぶって、
「逆にぃ...」って言ってみたいわけではないのですが、
“逆”の大切さを実感する今日この頃で、
投稿する至りになりました。
はい。今日はちょっこしまじめ。



何の逆かっていうと...
物事を見るときの視座の位置。



同じ対象をもってしても、
視座によって、丸々変わるじゃないですか。
この視座ってのは...

  • 楽曲に対する、演奏者とリスナー。
  • サービスに対する、スタッフとゲスト。
  • プロダクトに対する、エンジニアとユーザ。
  • プロジェクトに対する、マネジャと現場。
  • タバコに対する、喫煙者と非喫煙者

こんな感じのことを表しています。



一個ためしに取り上げてみると…

「エアコン」に対する、スタッフとゲストの考えと行動
スタッフ:動きまわるし、夏だからきっとゲストも寒いだろう、
ガンガン効かせよう。18度強風
ゲスト ;夏なのに寒いから、上着をバッグの中に...

二つの逆の上に立ってみれば、(両方の視座を理解すれば)
「え、当たり前だし。なんで意識する必要なんてあるの?」
ってことですよね。むしろ、「わかってるよ、そんなこと。」
って言うかもしれません。けれど、実践、できてますかね…
僕は正直危ういラインだろうし、そうだったんだ、って気づきの毎日です。



つい最近ですと、外国人と現地人。
なんだか最近渋谷に外国人が多くて、
働く店でも、クラブでも、道でもよく声をかけられます。



で、逆の話をちょっと入れると…
僕たちにとっての彼らは、自由奔放に気ままに闊歩するトラベラー。
日本に来ているのに、英語で当然と思って話しかけてくるから。
けれど実は、ものすごく、異国で迷子になって困っている中で、
話しかけられても「Oh,sorry, I can't speak English well」なんて、
結構まともな発音で断られて、混乱しているのが、
心境なのかもしれません。
逆だったら、ビビリますよね。
「ごめん、日本語はなせないんだ。他あたって」
的に流暢に断られたら...僕だったらちょっと人間不信になります。
それが、日本語だよ!って。


たしかに、彼らは横柄に振舞っていると感じるかもしれません。
しかし、目がひょろって泳いだり、どこか始めから呆れ顔だったり、
手で自分自身の体のどこかを触っていたり、
実は、不安だから、余裕がないってほうが、適切なのかもしれませんね。
だから、ちょっと乱暴な言い回しになってしまったりするだけ。



ためしに、ちょっとだけ、身振りが70%でもいいから、
耳を傾けて、対話をしてみると、
「Thank you♪♪」
「Merci!!!!」
って最高の笑顔で返してくれるはずです。
と、同時に凝り固まっていた視座からしか、自分が見ていなかったことに、
ほんとごめんなさい...って気持ちがついてきます。もれなくおまけに。



逆にふってみるやりかた、
これを体得することが、今後5年のテーマなのかもしれません。
幸いに、「生活者発想」なるものを考える広告会社に巡り合うことができて、
僕は、ラッキー。なんでしょう。きっと。
逆にふってみるやりかたをコントロールすること。
自分の思考が今、どこに立っているのかを常に認識すること。
少なくとも後者は、学生生活中、残り半年で身に着けたいスキルです。


・ゼロベース思考
・お客様視点で考える
ふわっとしていて、実感がつかめないけど、
おそらくすんごく大切な思考の一端が、
“逆”に潜んでいるのではないかなーって、思いました。
ただ、いわゆる名著といわれる本を見ると、
続出する考え方。数十年と繰り返し提言されていることを見ると、
生半可なことでは立ち向かえないテーマなんでしょうね。きっと。



まったく関係ないけど...
■うさぎのあくび

ずっと動かねえじゃん、って思ったら、
50秒付近でいきなり可愛くなるの。ずるいよ。



■うさぎのあくび part2

だりい