飛距離
旧譜ばかりblogに書いていたので、新譜も。
最近は、ジャズやソウルと対極にあったアーティストが、
(アシッドハウスだとか、エレクトロだとか)
ジャズ的要素、を取り入れたトラックを出していて、
なかなかおもろいです。
過去の比較的主流な流れとしては、
jazzやsoulの上音をトラックに乗せたり、
逆にドラムブレイクやビートをループで組んだり、
ぱっと数秒聴いた時点で、
ジャズ的だったりソウル的な音色のするものが多くありました。
今面白いのは(あくまで個人的にですけど・・・)、
インプロビゼーション感のある打ち込み。
打ち込みなので、厳密な意味でインプロなのかといわれると、
それは創り込んでるよ。って話なのですが、
感覚として、“トラック”というより“演奏”と感じられる打ち込み。
結構こういった音が増えてきていて、いい感じです。
例えば・・・
FUNKINEVEN - ROLANDS JAM
ジャズやソウルを軸にDJすることの面白に、
こういうソリッドな新譜と、数十年前に録音された楽曲を、
うまく飛ぶことに、ひとつの醍醐味があります。
その飛距離が遠ければ遠いほどおもろい。
このトラックから、こんなジャズに飛べたら、
なかなかいい飛距離だと思うけど、
結構イコライジングとエフェクト忙しそうだな・・・。
Bent Axen-Bent Jaedig Jazz Groups / To Iskol' Hof
ドラミングでうまく引き継いでいって、
35秒位に訪れるテーマの演奏で飛び立つ。
にしても、このテーマはカッコいいなあ。
しびれる。
NEXT DJ
9.2.fri. Pablo Valentino Japan Tour 2011 @ Batica
23:00 OPEN 2000yen/1D with flyer
http://www.batica.jp/
Pablo Valentino a.k.a Kidswing (MCDE/Faces Records)
95年からDJとしての活動を開始。99年にはパリのDJコンテストツアーではベストフランスDJとして2位を獲得して以来、ヨーロッパ中の著名なクラブでプレイ。02年からは、 Simbad、The Procussions、Inverse Cinematicsらを束ねるアンダーグラウンドヒップホップレーベル「FACES RECORDS」を立ち上げ、現在は東フランスのストラスブールを拠点とし、Motor City Drum Ensemble, grooveman Spot (JAZZY SPORT)のリリースで知られるハウスレーベル「MCDE」、さらにKenbun radio showの運営などを行っている。 またデザイナー/アーティストとして活動するRyujiro Tamakiによるファッションブランド「PUBLIC IMAGE」の2010/AWコレクションムービーの音楽を、Kidswing名義にて手がける。 ジャズやファンク、ブギーやディスコ、ハウスやブローク ンビーツなど、全てのジャンルの境界線を取り払い、冒険心を深く掘り下げ、過去〜現在〜未来へ、新しい音楽を開拓する努力を続けている。