女生徒とハードリカー。そして音楽。


僕にとって『女生徒』はハードリカーみたいなもので。



1ページあたりハードリカー1mlくらいな感覚。
45ページくらい読めば、その世界に幾分酔います。
いくらかまいっていると、十分に酔えます。
逆にビールみたいな読み物もあって、
355ページくらいざざっと読めるものもあります。
なので、ビール的な小説と、ハードリカー的な小説とで
うまいこと読み分けるようになりました。



もちろん音楽も一緒で、がぶがぶ聴けるものもあれば、
ずしっと重いものもあります。
先日動画を載せた、ART OF NOISEは重い部類。
しっかり酔えます。

ART OF NOISE/MOMENT IN LOVE



おなじ裏打ちでもビール的に聴くのはこれで。
いとうせいこう/COUNTRY LIVING


これがさらに意味ビール的なのが、調べてみると、おおおってなるところで、
The Stylistics(ギャッツビーのあの曲の歌手です)の
英歌詞から日本語歌詞に訳す際に、
母音を踏んで翻訳しているとこのことなのです。
わお。気軽に見えて、実は手が掛かってる。
とてもビール的。そして、すごいこときいても、
喜楽さが勝るところもビール的。