自由を奪われて、得るもの

LOVE DISTANCE、今年一年、色んなところで目にしました。
学ぶところがたくさんありました。
費用が2000万でこれだけのプロモーション。


で、何度か反芻して、最近感じた事。
たしか、始めの方で「男」か「女」かを選んだ際に、
「今、あなたの自由を奪いました・・・」的な文言が現れていた気がします。
「男」を選べば、男性視点だけでのmoivieが展開されていって、
逆に「女」を選べば、女性視点だけで・・・といった形。


だからこそ、今どこに居るのか?
怪我はないのか、無事なのか、今ふたりの距離はどれだけなのか?
といった想像が膨らんで行くって仕掛けで。
両方の視点をサクサクっと調べられたら、
このもどかしい気持ちの動きは創れなかったのだろうなと、
思います。(当たりまえか?)
知る自由を奪われたことで、想像する力が増幅されたってこと。


似たような話で、"daialog in the dark"

動画はTBSラジオですが、今はJ-WAVEが主催。
視覚を失った中で研ぎすまされる他の4感。
体験したことがないので、次の開催のときには是非足を運ぼうと思います。


で、ラジオ。最近テレビはより接触頻度高め。
WEB > 雑誌 = ラジオ > テレビ って感じです。
新聞は斜め読みできているかできていないか。
ODMは、頻度はダントツ高いのでしょうが、性格が異なるため別途。
で、ラジオ。音だけのコミュニケーション、と捉えるだけではなく、
“視覚を奪った”コミュニケ—ション、と捉えてみると、
何か面白いアイディアが得られそうな予感です。
(昔ながらの、AMノリの話は別として)



で、レコード。
i-podで音楽を持ち歩くと同時に、レコードで音楽を聴く理由。
それもこの、"自由を奪われて得るもの"にあるのかもしれません。
その当時はそんな自由もありませんでしたが、
今の時代で考えれば、レコードは、
「いつでもどこでも音楽とともにいる」
って自由を奪われている記憶メディアです。


だからこそ「あれ帰ったら聴きたいな」って気持ちが芽生えるし、
その気持ちが家に帰るまでにふくれあがる。
帰ってからも、レコードボックスをサクサクと探して、
「あ、あったあった」って喜びを、体の動きを通じて実感できる。
同時に、部屋のスペースもがんがん奪っていく訳ですが...



そうそう、気がつけばクリスマスイヴ前夜。
中には“イヴイヴ”なんて盛り上がることもあるらしく。
そんなことも横目に、
毎日上り下りするビルにクリスマスツリーがあることに、
ようやく目がむきました。
ほんと、今更...って感じですが、綺麗なものです。

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