ジャズの入り口


なんでDJしててジャズが軸にあるの?
って言われることも多いので、ちょっとばかりジャズへの入り口の整理。
諸兄先輩方は、あるあると思ってもらえれば幸いです。



その1.ファラオサンダースからパターン
文句なし、you!ve gatta have a freedomが入り口。
哀愁と咆哮。怒りと悲しみ。相反するemotionalな表現の推し引き。
これに魅了されて、所謂JAZZ系なDJをしている人も多いはず。
Pharoah Sanders "You'vd Have a Freedom"

今なら、こっちの方がハマる気がします。


その2.酒パターン
NIKKAがBLUE NOTEとコラボしてコンピを出したくらいに、酒とは話せない存在。
(なんとBAR MAP付き。BAR初心者な僕にとってはなんともな宝)
ベッタベタにジャズるWEB展開も面白く。
ショートショートな展開もとても面白く。
これはジャズでありズージャーでウィスキーダブルでロックな感じです。



その3.EGO WRAPPIN'の色彩のブルースを聴いて、ジャズ?ソウル?ブルース?何?わかんないけどカッコいいってパターン。
EGO WRAPPIN'/色彩のブルース

2000年頃、これとジェーンバーキンのベストを併用していたらそれは25代でジャズとかその周辺にハマっている人のど真ん中。



その4.It's youな感じだったのがいつの間にかジャズに。

フランスギャルからロシュフォールでいつのまにかジャズにパターンもあり。



その5、ヒップホップでネタぼりしていたらいつの間にかネタとしてではなくそのものが好きになっていたパターン。
重病患者予備軍。レコード地獄組入会。
いくらお金があっても足りません。
レアグルーブって聴いて、ウハって笑った人は貯金がなかなかたまりません。



その6,LOUD MINORITYパターン
Loud Minority - United Future Organization

って気づけばそろそろLOUD MINORITYから20周年なんですね。
このころに70年代のfusionをplayしていたことを考えると...
同じような感覚で僕がloud minorityをかけることになるのでしょうか。
なんだか...不思議な感覚です。
90年代のジャズの新譜をかけるってそういうことなんですね。
今僕たちが90年代にHIP HOPに寄って行かなかったジャズのブレイクビーツをプレイすることは、
たしかにその90年当時の人がfusionをplayしていた文脈に近いのかもしれません。
BLUE、遊びに行ってみたかった...。



その7.ジャズジャイアントの偉作からパターン
もっとも多いはずですが...その7.というバランス感覚のなさ。。
ううん。



その8.フェスパターン




ああ、まだまだありすぎてどうしましょ。
収集つかないのでそのうち追加します。
なんにせよ、「****は邪道」といったネガティブチェックな聴き方ではなく、
こう聴いたら面白いよね。といった切り口で始めた方が、
絶対愉しいことだけは確かです。
コルトレーン全部きけとか...始めからハードル高すぎですよ。
マイルス全部聴けも同じく...。
良いものも義務になってしまうとつまらないので。。。
もちろん、ひととおり色々聴いた後、通して聴いてみると、
「なるほど」な発見はあるのですが。



その他、「しゃれ乙コンピ編」「ジャジーってよくわからにけどいつの間にか編」
「カフェミュージック...って何?ラテンハウス?ちがくね?それだけじゃなくね?編」など色々あります。
気が向いたら更新予定です。



今メディアに入り口を求めるのであれば、J-WAVE(FM81,3)がいいかと。
OZ MEETS JAZZ,WORLD WIDE。この二枚看板はなかなか聴きごたえがあります。