DEEP HOUSE、SOUL、DOWN BEAT、FUNK、BLACK MUSIC, JAZZ / CROSSOVER ....

今更ながら、クロスオーバー。
あらゆるレコ屋にできたカテゴライズ。
色々と買いあさってきたと思います。
僕も買いました。
(最近は減ってきましたね。この分け方は。)


で、その中でふと湧いていた疑問があります。
音楽的要素として、それぞれの音楽の要素が組合わさったものが
そこには置かれていたとは思います。
(主に、jazzやsoul、funkといった生音と打ち込みが)
で、その上で、それぞれのカテゴリが好きなリスナーに、
刺さるものが本当に置かれていたのか?


どうなんでしょうね。
ぶっちゃけると、ややjazzよりな解釈のもと、
クロスオーバーという名前で置かれていた気がします。
「jazz/crossover」なんてカテゴリになることも多かったので。
今思うと、打ち込み的なjazzをcrossoverって呼んでましたね。
若干無理がありますね。。。


で、良くも悪くも、シーンとして、
CROSSOVERだったらかっこいいんじゃね?
的な雰囲気が終わったので(良いですよね)、
いや、終わったからこそ、本当の意味で、
ジャンルを横断したシーンに通用する、
クロスオーバーな音楽がどんどん生まれてきていると思います。
異種交配の実験的な段階が終わって、
その実が結んでいる時期とでも言えるんですかね。
ビートと上音だけ重ねてクロスオーバーですよ、
というレベルではなくて、
(ときにその割り切りが面白くもあるんですが)
ジャンルとしてのエッセンスレベルでの交配。



例えば・・・


Yuki Suzuki - We Don't Have Much Time
(original mixがかなりカッコいいっす。)


おそらくブラックミュージックをルーツにする音楽ファン全体に、
そして、前衛的な音造りを好む音楽ファンに刺さる、
ナイストラックだと思います。
いやあ、カッコいい。



これからも音楽の異種交配は行われて行くだろうし、
その中で生まれる、カッコいいトラックには、
一つでも多く出会いたいし手に入れたい。
要は、レコードが欲しいという話です。